韓国語の品詞について解説します。
この記事の内容
品詞とは?
そもそも品詞とは何でしょうか?
品詞とは?
単語を文法的な機能別に分けたものです。
韓国語の品詞は何があるか?
韓国語の品詞は9つと品詞には該当しない言葉があります。
9つの品詞について
9つの品詞は次の通りです。
①名詞 ・・・ 人や物などの名前になる言葉。
②代名詞 ・・・ 名詞を代わりにして使われる言葉。
③数詞 ・・・ 人や物の数量または順番を示す言葉(単位)。
④冠形詞 ・・・ 体言(名詞、代名詞、数詞)を修飾する言葉。
⑤副詞 ・・・ 用言(動詞、形容詞)を修飾する言葉。
⑥助詞 ・・・ 体言や副詞、語尾の後ろについて他の言葉に対する文法的関係を示したり、その言葉の意味を与える言葉。
⑦感嘆詞 ・・・ 話し手の感動、呼びかけ、、驚き、返事などを示す言葉。
⑧動詞 ・・・ 物事の動作や作用を示す言葉。
⑨形容詞 ・・・ 物事の性質や状態を表す言葉。
存在詞とよばれる「있다|イッタ|ある」や指定詞「이다|イダ|~だ」は動詞に含まれます。
品詞は5つのグループにわけられる
9つの品詞はその特徴によって次の5つにグループわけされます。
①体言 ・・・ 文章で主語や目的語になる言葉。名詞、代名詞、数詞が該当。
②修飾言 ・・・ 文章で体言や用言の前に置かれてその意味を飾ったり限定する言葉。冠形詞、副詞が該当。
③関係言 ・・・ 文章で自立形の言葉に付いて、その言葉と他の言葉の文法的関係を示したり、意味を加える依存形の言葉。助詞が該当。
④独立言 ・・・ 文章で他の単語との呼応や修飾関係に縛られず、独立的に使われる言葉。感嘆詞が該当。
⑤用言 ・・・ 主語の動作や作用、性質や状態を叙述する機能を持った言葉。語尾を取って親を取って節を曲げる言葉。動詞、形容詞が該当。
品詞は大きく2つのグループにもわけられる
品詞は「活用」があるか、ないか、で2つのグループにも分けられます。
「用言」のみ活用があります。
つまり、用言にあたる「動詞」と「形容詞」のみ活用があるということです。
活用とは、「語幹 + 다」の「다」の部分が別の文字へ変化することです。
《例》敬語(ヘヨ体)へ変化する場合
「있다|イッタ|ある」 → 「있어요|イッソヨ|あります」
品詞に該当しない言葉について
韓国語には上記の品詞に該当しない言葉があります。
例えば、「거든요|ゴドゥンニョ」という言葉は、相手が知らないときに説明する言葉で「~なんですよ」と訳します。
例えば、「잘하다|チャラダ|上手にする」という動詞と一緒につかいます。日本語では「上手なんですよ」というとき、韓国語では「잘하거든요|チャラゴドゥンニョ」と「다」を取って組み合わせて作ります。
このように活用のある動詞についたりします。
「다」をとった部分を「語幹」といいますが、詳しくは↓こちらをご参照ください。
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韓国語の語幹について解説
続きを見る
具体的な品詞について
コリアブックでは、9つの品詞を「単語一覧」として掲載しています。
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韓国語単語一覧まとめ|3000語以上掲載 ネイティブ音声付き
続きを見る
また、品詞に該当しない言葉については、「文法一覧」として掲載しています。
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韓国語の語尾一覧146種類|意味と使い方・活用ルール付き
続きを見る
日本語との品詞の違いについて
一番大きな違いは、韓国語には「거든요|ゴドゥンニョ」を例にあげたように、品詞に属さない言葉があります。
これらの言葉をおさえていくことが、韓国語マスターへの登竜門にもなってきます。
また、日本語とは品詞の分類の仕方が異なります。
日本語の品詞は全部で10の品詞に分類されます。
①動詞
②形容詞
③形容動詞
④名詞
⑤副詞
⑥連体詞
⑦接続詞
⑧感動詞
⑨助動詞
⑩助詞
やはり日本語と韓国語は違う言語なので品詞の分類の仕方も違ってきます。
本サイトでは、韓国語を不自由なく使えるようになることを目的にしていますので、あまり深く突っ込みだすと目的からそれるため、このあたりでとどめておきます。
読者の方もそんなのがあるんだ、くらいにとどめておいてはいかがでしょうか。
最後に
韓国語の品詞について、理解できましたでしょうか?
まとめ
・韓国語の品詞は全部で9つ。
・韓国語には品詞に属さない言葉もある。
・品詞は、活用がある用言(形容詞、動詞)と活用のないものに分けられる。
・また、品詞はその特徴により①体言②修飾言③関係言④独立言⑤用言の5つに分けれる。