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勉強法

ハングル文字の簡単な覚え方|頭に残すコツはズバリ歌!

2023年3月7日

ハングル文字の簡単な覚え方

ハングル文字がなかなか覚えられないとお困りの方へ。
本記事では、ハングル文字を簡単に覚える方法について徹底解説! 筆者も利用したハングルの歌など覚え方のコツもご紹介していますので、ぜひご覧ください!

 

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ハングル文字は超規則的だから覚えやすい!

ハングル文字は、日本語のひらがなや英語のアルファベットと比べると文字数が多いため、一見すると初めて学ぶ人には難しく感じるかもしれません。
だけど、ハングルは非常に規則的な文字体系を持っているため、とても学習しやすい文字だといえます。

ハングル文字は母音と子音に分かれており、それぞれの字が規則的に組み合わされることによって、単語や文を構成しています。この仕組みを理解することで、ハングル文字をスムーズに覚えることができます。

まずはハングル文字の仕組みを理解しよう!

ハングル文字は、母音と子音の組み合わせで単語が構成されます。

母音は「ㅏ(a)」「ㅑ(ya)」「ㅓ(o)」「ㅕ(yo)」「ㅗ(o)」「ㅛ(yo)」「ㅜ(u)」「ㅠ(yu)」「ㅡ(u)」「ㅣ(i)」の10種類、子音は、「ㄱ(g)」「ㄴ(n)」「ㄷ(d)」「ㄹ(r)」「ㅁ(m)」「ㅂ(b)」「ㅅ(s)」「ㅇ」「ㅈ(j)」「ㅊ(ch)」「ㅋ(k)」「ㅌ(t)」「ㅍ(p)」「ㅎ(h)」の14種類があります。※()内のアルファベット表記は初心者の方がカタカナに変換して理解しやすい形にしています。

例えば、母音「ㅏ(a)」と子音「ㅅ(s)」を組み合わせると「사(sa)=サ」という文字になります。
さらに「사(sa)=サ」と子音「ㄴ(n)」を組み合わせると「산(san)=サン」という文字になります。(ちなみ산は日本語で山という意味です)

このようにハングル文字は非常に規則的なので、文字1つ1つを覚えるのではなく、その仕組みを理解することで覚えるべき文字の数を減らすことができます。

ハングル文字を覚え方・順番

ハングル文字を覚えるためには次の順番に学習していきます。

  • ①母音を覚える
  • ②子音を覚える
  • ③母音と子音を組み合わせパターンを覚える
  • ④ハングル文字で構成される単語を覚える
  • ⑤複数の単語で構成される文章で練習する

①母音を覚える

まずは、10種類の基本母音を覚えましょう。ハングルの基本中の基本なので、これを覚えないことには始まりません。

基本母音10種類

「ㅏ(a)」「ㅑ(ya)」「ㅓ(o)」「ㅕ(yo)」「ㅗ(o)」「ㅛ(yo)」「ㅜ(u)」「ㅠ(yu)」「ㅡ(u)」「ㅣ(i)」

さらに母音には、母音を2つ組み合わせた「合成母音」が11種類あります。

合成母音11種類

애:ㅏ+ㅣ:「ア」と「イ」が合わさって「エ」と発音。
얘:ㅑ+ ㅣ:「ヤ」と「イ」が合わさって「イェ」と発音。
에:ㅓ+ ㅣ:「オ」と「イ」が合わさって「エ」と発音。
예:ㅕ+ ㅣ:「ヨ」と「イ」が合わさって「イェ」と発音。
와:ㅗ+ ㅏ:「オ」と「ア」が合わさって「ワ」と発音。
왜:ㅗ+ ㅐ:「オ」と「エ」が合わさって「ウェ」と発音。
외:ㅗ+ ㅣ:「オ」と「イ」が合わさって「ウェ」と発音。
워:ㅜ+ ㅓ:「ウ」と「オ」が合わさって「ウォ」と発音。
웨:ㅜ+ ㅔ:「ウ」と「エ」が合わさって「ウェ」と発音。
위:ㅜ+ ㅣ:「ウ」と「イ」が合わさって「ウィ」と発音。
의:ㅡ+ ㅣ:「ウ」と「イ」が合わさって「ウィ」と発音。

合成母音は、線が1本だったり2本だったり、発音も似たように聞こえるのでややこしいので、初心者の方がつまずきやすいポイントでもあります。

もし「難しい。。」と感じるなら、無理に最初から完璧に覚えようとせず、まずは基本の10種類の母音だけ覚えましょう!

②子音を覚える

次に14種類の基本子音を覚えましょう。これもハングル文字には欠かせない基本中の基本なので、ハングルを読むためには必須です。

基本子音14種類

「ㄱ(g)」「ㄴ(n)」「ㄷ(d)」「ㄹ(r)」「ㅁ(m)」「ㅂ(b)」「ㅅ(s)」「ㅇ」「ㅈ(j)」「ㅊ(ch)」「ㅋ(k)」「ㅌ(t)」「ㅍ(p)」「ㅎ(h)」

さらに子音には子音を2つ組み合わせてできるモノもあります。

濃音の子音5種類

「ㄲ(kk)」「ㄸ(tt)」「ㅃ(pp)」「ㅆ(ss)」「ㅉ(jj)」

その他の子音11種類

ㄳ、ㄺ、ㄵ、ㄶ、ㄼ、ㄽ、ㄾ、ㅀ、ㄻ、ㅄ、ㄿ

その他の子音11種類を使う単語は多くないので、最初から覚えずに単語ごとに覚えることをおすすめします。

③母音と子音を組み合わせパターンを覚える

母音と子音を組み合わせるとハングル文字になります。

組み合わせは、母音+子音、または母音+子音+子音のどちらかです。

組み合わせる位置関係のパターンは基本的に次の3つです。

ハングル文字の組み合わせ1

ハングル文字の組み合わせ2

ハングル文字の組み合わせ3

④ハングル文字で構成される単語を覚える

母音と子音の組み合わせ、ハングル文字が理解できたら、あとは単語を覚えていきます。

単語は、ハングル文字の文字数が少ないものや基本母音・基本子音の組み合わせの単語が簡単で覚えやすいです。

例えば、子音「ㅇ」と母音「l」を組み合わせると「이(イ)」になり、日本語の意味は「歯」です。
また、「아(ア)」と「이(イ)」を組み合わせて「아이(アイ)」とすると日本語で「子ども」という意味になります。

⑤複数の単語で構成される文章で練習する(文法を覚える)

文章を作成するには、④で例にあげた「歯」や「子ども」といった名詞だけでなく、動詞や形容詞といった語尾が変化する単語、それから単語と単語をつなぐ助詞なども覚える必要があります。

特に動詞や形容詞などの語尾の変化を理解することが自然な会話の文章を作る上では欠かせません。

語尾の変化とは、例えば「食べる」という動詞が「食べます」「食べない」というように「る」が「ます」や「ない」に活用することで、韓国語も日本語と同様に動詞や形容詞は活用があります。

そういった活用の変化にも決まったパターン(文法)があるので、単語の次は文法を覚えていきます。

頭に残すコツはズバリ歌!

ここまでハングル文字を覚える流れをご紹介しましたが、最初のうちはなかなか覚えられないかもしません。

ハングル文字を覚える上で、頭に残しやすいコツは、ズバリ歌を使うことです!

リズム・音と一緒に覚えると圧倒的に記憶に残りやすいのでおすすめです。

ハングル文字を歌詞にした曲がたくさんあります。例えば、「あいうえお」という歌詞にハングル文字を当てはめた歌や、「ㄱㄴㄷ」という歌詞に子音字を当てはめた歌などがあります。これらの歌を聴きながら練習することで、ハングル文字を楽しく覚えることができます。

私が特におすすめしたい曲はこちらです。

シンプルな曲で基本母音と基本子音が網羅されています。何回か聞いているとあっとゆーまに10個の母音と14個の子音を覚えることができます。

こちら「ソラン韓国語教室」のYoutubeチャンネルで紹介を引用させていただきましたが、私が知ったのは30年以上前の小学生時代です。小学生のとき親のすすめで韓国語を習っていたのですが、当時は全く興味がなくて大人になって本格的に学習するまで韓国語は一切わからなかったのですが、この曲だけはずっと覚えていて、おかげでハングルも忘れることはありませんでした。

ハングル文字の暗記には教材(本・アプリ)も有効活用しよう!

ハングル文字を覚えるための本やアプリもたくさんあります。いくつかご紹介するのでぜひ有効活用してください。

1時間でハングルが読めるようになる本 

こちらタイトルにある通り、初心者がハングルをたった1時間で読めるようにと構成された本で、ベストセラーの人気本です。

【韓国語本】『1時間でハングルが読めるようになる本』購入レビュー|使うべき人と使い方を解説【口コミ・評判調査も】
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韓国語学習の初心者向けの本は他にもたくさんありますが、本サイトで厳選した本を下記で紹介しているのであわせてご参考ください。

韓国語勉強本おすすめ22冊|超初心者から上級者まで学習段階別に紹介
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また、アプリには、練習問題やクイズなどが含まれているものもあり、より楽しく簡単に取り組みやすいものがたくさんあります。

本サイトで厳選したアプリは下記で紹介しているのであわせてご参考ください。

【2021年】無料のおすすめ韓国語勉強アプリ21選を比較

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ハングル文字を覚えるコツと注意点

ハングル文字を覚えるときに注意したいのが、日本語にはない発音の文字があることです。

例えば、基本母音の10種類をカタカナで書いてみると「ㅏ(ア)」「ㅑ(ヤ)」「ㅓ(オ)」「ㅕ(ヨ)」「ㅗ(オ)」「ㅛ(ヨ)」「ㅜ(ウ)」「ㅠ(ユ)」「ㅡ(ウ)」「ㅣ(イ)」となっていて、「ㅓ(オ)」と「ㅗ(オ)」が「オ」で同じ、「ㅕ(ヨ)」と「ㅛ(ヨ)」が「ヨ」で同じ、「ㅜ(ウ)」と「ㅡ(ウ)」が「ウ」で同じです。
これは、韓国語では違う発音なのですが、日本語では表現できないため同じカタカナとするしかないためです。

違いを理解するためには、文字を読み上げるサイトやアプリ、辞書などを使って実際に音を聞くことが不可欠です。

一方で、実は日本語と発音も意味も同じで簡単に覚えることができるハングル文字もあります。

例えば、「道路」は「도로(ドロ)」とハングルで書き、意味もそのまま「道路」です。

「도로」のようなハングルは漢字が元になったハングルで「漢字語」といいますが、漢字語は日本語の音読みと同じ音・同じ意味の場合があるので、漢字語は覚えやすいハングル文字でもあります。

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  • この記事を書いた人
じゅにょん

じゅにょん

大阪鶴橋コリアンタウンで生まれ育ち韓国文化に囲まれて育つ。本当の韓国を知りたくて社会人をやめてソウルへ2年留学。帰国後韓国の某メーカーで担当したホームページ運営の経験を活かし、コリアブックを立ち上げ。韓国語学習者のサポートを念頭に優しい韓国語習得法を日々研究しながら情報発信中。
TOPIK6級合格|ほぼ毎年済州島へ墓参りをかねて旅行|83年生2児の父

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