韓国語で「いただきます」は何というでしょうか?
韓国語で「いただきます」とは?
「チャルモッケスンミダ(잘 먹겠습니다)」は、日本語でも「いただきます」と丁寧語しかないように、韓国語も「いただきます」は「チャルモッケスンミダ(잘 먹겠습니다)」が基本です。
ただもちろん「チャルモッケスンミダ(잘 먹겠습니다)」はハムニダ体なので、ヘヨ体やヘ体(ため口)に変形はできます。
その場合の意味は注意が必要です。
ヘヨ体やヘ体のときの意味は直訳するとわかります。
直訳すると「チャル(잘)」は「よく」、「モッケスンミダ(먹겠습니다)」は「モッタ(먹다)」、「ケ(겠)」、「スンミダ(습니다)」から成っていて、「モッタ(먹다)」は「食べる」、「ケ(겠)」は「意志を表す言葉」、「スンミダ(습니다)」は「丁寧語」なので、「よく食べます」という意味になります。
実は「ケ(겠)」には「意志を表す言葉」として使うときと「推量の意味」で「~だろう」と使う場合があります。
また、「~을/를 게」も「意志を表す言葉」です。
「チャルモッケスンミダ(잘 먹셌습니다)」というときの「ケ(겠)」はもちろん「意志を表す言葉」なのですが、これをそのままヘヨ体、へ体に直すと「チャルモッケソヨ(잘 먹겠어요)」は「よく食べるでしょう」、「チャルモッケソ(잘 먹겠어)」は「よく食べるだろう」といった意味になります。
つまり「推量の意味」で使われるということです。
例えば、お母さんが「子供が本場韓国の焼き肉ならよく食べるだろう」という文章を韓国語では、「アイドゥルド ハング コギミョン チャルモッケッソ(아이들도 한국 고기면 잘 먹겠어)」というように「チャルモッケソ(잘 먹겠어)」を使います。
それでは、ヘヨ体、へ体で「いただきます」をどう表現するか?
そうです「~을/를 게」の方を使うんですね。
「チャルモグルケヨ(잘 먹을게요)」、「チャルモグルケ(잘 먹을게)」と使います。
「いただきます」のハムニダ体、ヘヨ体、へ体
- 「チャルモッケスンミダ(잘 먹겠습니다)」 1番丁寧な表現でよく使います。
- 「チャルモグルケヨ(잘 먹을게요)」年上の人でも親しい人には使ってもOKです。
- 「チャルモグルケ(잘 먹을게)」友達や年下の人に対して使います。
「いただきます」日韓の違い
あと、「いただきます」のニュアンスが日本と韓国で少し違います。
日本は食べる前に言う言葉として決まり切ったフレーズとして使いますよね。
韓国は料理を作ってくれた人、ご馳走してくれる人に対していう言葉です。
なので韓国では、料理を作った人は「いただきます」といって食べるのではなく、他の人が「いただきます」といったのに対して「マシッケ トゥセヨ(맛있게 드세요)」「マシッケ モゴ(맛있게 먹어)」(「おいしく食べて」という意味です)といった感じで返事をするだけです。
またレストランに行ってご馳走してくれるときも、してもらう側は「いただきます」とご馳走する人に言い、ご馳走する人は同じく「マシッケ トゥセヨ(맛있게 드세요)」「マシッケ モゴ(맛있게 먹어)」(「おいしく食べて」という意味です)といった感じで返事をするだけです。
まとめ
・「いただきます」の表現3つ
- 「チャルモッケスンミダ(잘 먹겠습니다)」 1番丁寧な表現でよく使います。
- 「チャルモグルケヨ(잘 먹을게요)」年上の人でも親しい人には使ってもOKです。
- 「チャルモグルケ(잘 먹을게)」友達や年下の人に対して使います。
・韓国では料理を作った人、お店でご馳走した人は「マシッケ トゥセヨ(맛있게 드세요)」「マシッケ モゴ(맛있게 먹어)」(「おいしく食べて」という意味です)といった感じで返事をするだけ