韓国語の辞書の引き方について解説します。
韓国語の辞書の引き方 ポイント①
ポイント①
辞書は基本的には「単語の原形」で掲載されています。
韓国語の文章をそのまま辞書を引いても載っていない点に注意が必要です。
例えば、「먹을 수 있다|モグルスイッタ」とあったとき、この意味を辞書でそのまま引いても載っていません。
「먹을」「수」「있다」がスペースが空けられているのは、単語の意味を分けている意味でもあります。
辞書で引く場合もこのスペースが分けられた単位で引きます。
ただし、このときに注意したいのが、「動詞」「形容詞」にかぎっては活用がある点です。
活用があるとは、「動詞」「形容詞」の原形は「語幹+다」の形ですが、「다」の部分が他の文字に置き換わることです。
例えば「食べる」という動詞は「먹다|モッタ」ですが、後ろにくる言葉によっては「다」の部分が「는」や「을」などに変形します。
「먹을 수 있다|モグルスイッタ」の「먹을」は「먹다|モッタ」が活用した形です。
つまり、辞書を引くときは「먹을」ではなく「먹다」で引くのが正解です。
ちなみに、意味をわけるためのスペースのことをティオスギ(띄어쓰기)といいます。
韓国語の辞書の引き方 ポイント②
ポイント②
辞書の掲載順は、「初声」から。
「初声」とはハングルの一番左上、初めに書かれる子音のことです。
ハングルは「初声+中声」または「初声+中声+終声」のどちらかの構造です。
「初声」は「子音」、「中声」は「母音」、「終声」は「パッチム」ともいわれますが「子音」のことです。
韓国語の辞書の引き方 ポイント③
ポイント③
「濃音」については対応する「平音」の最後に掲載される。
「濃音」とは「子音」のことですが、「ㄲ,ㄸ,ㅃ,ㅆ,ㅉ」の5つのことです。
これらはそれぞれ「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅅ,ㅈ」の「平音」の子音に対応しています。
辞書の掲載順
辞書に載っている順番については次の通りです。
初声の順番
ㄱ,ㄲ,ㄴ,ㄷ,ㄸ,ㄹ,ㅁ,ㅂ,ㅃ,ㅅ,ㅆ,ㅇ,ㅈ,ㅉ,ㅊ,ㅋ,ㅌ,ㅍ,ㅎ
中声の順番
ㅏ,ㅐ,ㅑ,ㅒ,ㅓ,ㅔ,ㅕ,ㅖ,ㅗ,ㅘ,ㅙ,ㅚ,ㅛ,ㅜ,ㅝ,ㅞ,ㅟ,ㅠ,ㅡ,ㅢ,ㅣ
終声の順番
ㄱ,ㄲ,ㄳ,ㄴ,ㄵ,ㄶ,ㄷ,ㄹ,ㄺ,ㄻ,ㄼ,ㄽ,ㄾ,ㄿ,ㅀ,ㅁ,ㅂ,ㅄ,ㅅ,ㅆ,ㅇ,ㅈ,ㅊ,ㅋ,ㅌ,ㅍ,ㅎ
最後に
いかがでしょうか?
韓国語の辞書の引き方については理解できましたでしょうか?
最近ではスマホアプリや翻訳サイトで韓国語を翻訳すると日本語の意味はすぐにわかりますが、韓国語を勉強する際には辞書を利用することもあります。
また、韓国語の反切表と呼ばれる日本語の50音にあたるものの並びはこの辞書に掲載されている順番と同じです。
それでは~