単語や文法を数多く覚えてるのに、実際に話す場面になるとなぜできないのでしょうか?
そんな自分に嫌気がさし、勉強をあきらめてしまうのが「会話」の段階です。
しかし、この問題をみごとにクリアし、独学でペラペラになった人物がいます。
それが『英語日記BOY』の著者、新井リオさんです。
韓国語ではなく英語ですが、語学の勉強法は同じです。
今回は、そんな語学学習、特に会話習得の秘訣について解説していきます。
この記事の内容
韓国語の会話で挫折する人が多い理由
韓国語の会話で挫折する理由は大きく2つあります。
韓国語の会話で挫折する理由
- 理由1:「会話ができること」の本当の意味を理解していないから
- 理由2:実践の会話できる環境を用意できていないから
それでは1つずつ説明します。
理由1:「会話ができること」の本当の意味を理解していないから
単語や文法を覚えるのであれば、「覚える対象となるもの」があります。
「私」、「日本人」という単語を覚え、助詞の「は」、語尾の「です」を覚えれば、「私は日本人です」という文章を完成させることができます。
しかし、こういった文章やフレーズをいくら覚えても会話の能力はのびません。
その最大の理由は、「自分が使わないフレーズを覚えているから」です。
韓国語のフレーズを覚えると、一見すると文章で話すことができているので、会話できているようにも見えますが、自分が頭で考えた言葉で作られた文章ではないことが一番の問題です。
会話で話す内容は、そのときの相手との流れによって使う単語や文法を選び、言葉を作りださなければいけません。
要は「自分の言いたい言葉がパッと出てくること」、それができてこそ会話ができるといえます。
だから、テキストや音声などで韓国語を覚えるのではなく、「自分が言いたい文章を作る」作業が絶対的に必要で、それができていないからいつまでたっても会話ができるようにならないのです。
理由2:実践の会話できる環境を用意できていないから
また会話は、文章を書くのとは違って、スピードが求められます。
一瞬で話を理解し、一瞬で返事する。
スピードのない返事では相手との会話は成り立ちません。
日本語の会話でも内容によっては、自分の意見を考えてまとめるのに時間がかかる場合もありますが、韓国語での会話はさらに日本語から韓国語への翻訳作業もあるため、さらに時間がかかってしまいます。
そのため先ほど理由1であげたように、「自分の言いたい文章を作る」練習はもちろん必要になります。
そして、さらに大事なのが、「会話の実践をする」ということです。
韓国語会話を習得する方法
韓国語の会話で挫折する理由がわかりました。
すると習得する方法についても見えてきます。
韓国語の会話を習得する方法
- 方法1:自分の言いたい文章を作る
- 方法2:会話の実践ができる環境を用意する
方法1:自分の言いたい文章を作る
自分の言いたい文章を作る。
つまり、「日記を書くこと」です。
日記って普段書かない人の方が多いし、抵抗があるかもしれません。
ここでいう日記は少し違います。
ここでいう日記は、「あなたの頭の中の言葉をメモすること」です。
または「友人にした話の内容をメモすること」です。
友人との会話を思い出してください。
例えば「あのさ、昨日こんなことがあってさ」「まさかそうなるとは思わなかったけど、まぁでもたまにはいいかと思った」
「いつどこで何があって、どう思ったか」
自分の話、意見、主張は大体このような5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうなった)という要素です。
こんな話をメモするんです。
そしてそれを韓国語へ翻訳する。
すると立派な韓国語日記の完成です。
それをスラスラ話せるようになると会話の準備の完成です。
方法2:会話の実践ができる環境を用意する
会話の実践をするには、話の聞き手となる相手が必要です。
これには韓国語の先生となる人がいるのが理想です。
韓国語の先生であれば、ただ会話相手になってくれるだけでなく、間違った表現があれば修正してくれます。
方法1で作った「自分の言いたい文章」を韓国語へ翻訳した内容を修正してもらうことで、韓国語の表現力がUPします。
先生を探すには、韓国語教室やオンライン会話のサービスを利用します。
少し注意したいのが、韓国語教室は、あらかじめ決まったカリキュラムを進めるだけのところも多く、今回の目的(会話習得)には向きません。
あくまでも「自分がいいたい文章」を直してくれる先生が必要です。
そのため、マンツーマンレッスンが絶対条件です。
教室に通う場合は、ベルリッツやECC外語学院 がおすすめです。
地域密着の教室より費用はかかりますがプロのマンツーマンレッスンは費用対効果としてはばっちりです。
無料体験ができるので一度体験してみてください。
「いや、教室に通う時間も費用もない」という方は、友だちを作ることも有効です。
韓国人の友だちなら、先生のように丁寧ではなくても、間違った表現なら聞けば修正してくれたりします。
また、日本人の友だちでも同じ韓国語を勉強する者同士であれば、韓国語で会話練習も可能です。
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会話習得は、やるべきことを明確にし会話の相手を作るのが近道
韓国語の会話の挫折ポイントと対処法について解説しました。
韓国語の会話という大海原で方向を見失わないよう、しっかりとやるべきことを明確にし、単語や文法を学習したときのような独学学習スタイルをやめ、会話の相手を作ることが習得への近道となります。
最後に少し補足したいのが、会話ができない原因として、内気なメンタルが原因の人もいます。
そんな人は日本語でもなかなか自分から話しかけなかったり、会話する機会を積極的に作らない姿勢、それが韓国語の会話力向上を阻害している可能性があります。
そんな人の対処法を内気な人が韓国語の実力をぐんぐん伸ばす方法にまとめましたので合わせてご参考ください。