韓国語で「バイバイ」は何というでしょうか?
説明
または「チャルガ(잘 가)」ともいいます。
あれ?「アンニョン(안녕)」って、出会ったときの挨拶で使うんじゃなかったっけ?と思う人もいるんじゃないでしょうか。
そうなんです、韓国では会ったときの挨拶も「アンニョン(안녕)」、別れるときの挨拶も「アンニョン(안녕)」です。
1言で済むなんでめちゃ便利ですね!
ちなみに「アンニョン(안녕)」の意味ですが、漢字で書くと「安寧(あんねい)」と書きます。
安寧って日本ではあんまり使わない言葉だと思うんですが、こんな意味があるみたいです。
安寧とは・・無事でやすらかなこと 引用:コトバンク
なので、会ったときのアンニョンは「何事もなく無事だった?」ということを確認することで、別れるときのアンニョンは「無事で過ごしてね」というようなメッセージが込められていたんですね。
言葉も「アンニョン」と「あんねい」。なんか似てますよね。
あと「チャルガ(잘 가)」ですが、これは「さよなら」の意味になります。
後ろに「ヨ 요」をつけて「チャルガヨ(잘 가요)」とすると敬語になります。
「チャルガ(잘 가)」も「さよなら」と訳してもいいですが、「さよなら」よりもより砕けて「バイバイ」というのが、韓国語のパンマルにあてはまるので、「チャルガ(잘 가)」は「バイバイ」と訳した方が合ってますね!
活用 <出会いの挨拶>
<1>ため口:パンマル(반말)
アンニョン
안녕
<2>敬語:ヘヨ体(해요체)
アンニョンハセヨ
안녕하세요
<3>敬語:ハムニダ体(합니다체)
アンニョンハシンミカ
안녕하십니까?
「안녕」はこの3パターン以外ほとんどつかいません。
<1>から順番に丁寧な表現になっていきます。
他の一般的な動詞などであれば他にも色々と活用して使いますが、「アンニョン」は挨拶なので3つ固定で使います。
たまに短縮して「안녕하쇼」など使ったりもされますが、新語、新造語みたいな感覚で作られたりしたものなので、一般的でないものです。
ちなみに「안녕하쇼」は<2>の敬語をはしょった形なので、<1>と<2>の間くらいの丁寧さです。文字数からしてもそうですね。
活用 <別れの挨拶>
<1>ため口:パンマル(반말)
アンニョン
안녕
ばいばい
<2>敬語:ヘヨ体(해요체)
去る人に向かって言う場合 / 残る人に向かって言う場合
アンニョンヒ カセヨ アンニョンヒ ケセヨ
안녕히 가세요 / 안녕히 계세요.
さようなら
<3>敬語:ハムニダ体(합니다체)
去る人に向かって言う場合 / 残る人に向かって言う場合
アンニョンヒ カシプシオ / アンニョンヒ ケシプシオ
안녕히 가십시오 / 안녕히 계십시오.
さようなら
バイバイの丁寧語は「さよなら」になりますが、韓国語で「さよなら」というときには「去る人に向かって言う場合」と「残る人に向かって言う場合」で表現がかわります。
これは直訳してみるとその理由がわかりやすいかと思います。
「안녕히 가세요」これは「안녕히」(安寧に)「가세요」(いってください)、「안녕히 계세요」これは「안녕히」(安寧に)「계세요」(いてください)となります。
つまりは「가세요」(行ってください)と「계세요」(いてください)の意味が違うので、使い分けていることがわかります。
日本語は去る人も残る人も同じく「さよなら」だけなので、ややこしいですが間違うと「えっ?」ていう風になりますので、しっかり覚える必要があります。
まとめ
・日本語で「バイバイ」は韓国語で「アンニョン(안녕)」または「チャルガ(잘가)」という。
それでは~