韓国語とはどういった言語かについて概要の説明になります。
韓国語とは?
韓民族が使う言語。
主には朝鮮半島と済州島で使われる。
また大韓民国では、「韓国語」と呼ばれるのに対し、北朝鮮では「朝鮮語」と呼ばれて区別されることがあるが、大きな違いはない。
標準語は主に首都のソウルで話されるが、それ以外の地域では方言が使われる。
2010年の時点で全世界で約7700万人が使用しているとされている。
英語や中国語とは違い、語順が日本語と同じ唯一の言語。
ハングルとは?ハングルと韓国語の違いについて
韓国語のことをハングル(한글)といいますが、ハングルは韓国語の文字を指す言葉なので厳密に言うと韓国語とは同じではない。
日本語で言うところの、「ひらがな」がハングルにあたる。
ハングルの意味は、「ハン」が「大きい、偉大な」という意味、「グル」が「文字」という意味です。
韓国語の歴史
韓国語は、7世紀頃まで続いた三国時代のことからあったとされる。
現在のハングルとして使用されている元となったのは、15世紀の李氏朝鮮の第4代国王の世宗(セジョン)大王の時代。
世宗(セジョン)大王は、実際に言葉を発するときの口と舌の形をモチーフに文字を作ったとされている。
当時は「ハングル」ではなく「訓民正音」という名前だったが、1912年頃に周時經(チュ・シギョン|주시경)によって書かれた「ソリガル|소리갈」という本で初めて「ハングル」と呼ばれ、それが浸透したとされている。
「ハングル」の意味は「ハン」が「大きな」という意味で「グル(クル)」が「文字」という意味で、「偉大な文字」という意味であるとされている。
世界での韓国語
朝鮮半島を中心とする韓民族以外、韓国語は使わないが10年ほど前に文字を持たないインドネシアの民族がハングルを使うことになったことがニュースになった。
(その時のニュースはこちら→ハングルの輸出)
韓国語は、科学的にとても理にかなった言語で、アルファベットを使う英語より優れていると評価する学者もいる。