ハングルの子音は基本的なものが14個、濃音子音が5個、特殊な子音が11個あり、合計すると30個あります。
ここではハングルの子音について学びましょう!
この記事の内容
ハングルの基本子音14個
まずは14個をみてください。
左にハングル、右にアルファベットで音を書いています。
都合上縦になってるますが、これは後ほど理由を説明します。
子音は、発音するときの舌の形をそのまま文字にした。ということでしたよね?
「ㄱ」は先ほど説明しましたが、その他はどうでしょうか?
実は全部で5種類に区分されます。
① 軟口蓋音(ナンコウガイオン):「ㄱ」「ㅋ」
再びこのへたくそな絵で説明しますと、軟口蓋音って言葉は難しいんですが、要は「か」というときの舌の動きです。
舌の先端はまっすぐで、舌の根本がのどにきゅっと絞まる感じです。
軟口蓋音 Wikipediaも参考にしてください。
② 舌音(ゼツオン):「ㄴ」「ㄷ」「ㅌ」「ㄹ」
舌の先端が歯の裏にくっつく感じです。
舌音 Wikipediaも参考にしてください。
③ 唇音(シンオン):「ㅁ」「ㅂ」「ㅍ」
口を閉じて発音します。
唇音 Wikipediaも参考にしてください。
④ 歯音(シオン):「ㅅ」「ㅈ」「ㅊ」
舌の先端と歯の間に少し隙間があり空気が漏れるように発音します。日本語の「さ行」をいうときこうなります。
歯音 Wikipediaも参考にしてください。
⑤ 喉音(コウオン):「ㅇ」「ㅎ」
舌の先端はまっすぐで、舌の根本、喉が少し開くような感じです。
喉音 Wikipediaも参考にしてください。
このような舌や喉の動きを文字であらわしたのがハングルの子音です。
読み方ですが、母音の「ㅏ」(ア)を使って順番は次の通りです。
가 나 다 라 마 바 사 아 자 차 카 타 파 하
カ ナ タ ラ マ バ サ ア ジャ チャ カ タ パ ハ
これは日本語の50音でいうところの「アカサタナハマヤラワ」にあたります。
ハングルの濃音子音5個
例えば、「ㄱ」が2つ合わさってできた「ㄲ」というものがあります。
このように濃音と呼ばれるもので全部で5種類あります。
日本語でいうところの、「がぎぐげご」の「゙」や「ぱぴぷぺぽ」の「゜」のようなものと思ってください。
濃音の5種類はこちらです。
ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ
まずは、それぞれの発音を見ていきましょう。
子音単体では発音できませんので、母音の「ㅏ」を合わせて読みます。
까 【発音】ッカ
따 【発音】ッタ
빠 【発音】ッパ
싸 【発音】ッサ
짜 【発音】ッジャ
全て始まりが小さな「ッ」から始まってますね。
日本語にはない発音なので、練習が必要だと思いますが、
ポイントは、息を出さずに発音することです。
例えば、「까」はカラスの鳴き声のように、少し甲高い感じになります。
ティッシュペーパーを1枚、口の前にして発音してもティッシュが動かなければ正解です。
ハングルの特殊な子音11個
特殊な子音は次の11個です。
ㄳㄺㄵㄶㄼㄽㄾㅀㄻㅄㄿ
この特殊な子音はパッチムでしか使いません。