韓国語で「サガジ 싸가지」って言葉聞いたことありますか?
もし相手から「サガジ 싸가지」と言われたら黙ってる場合ではありません!場合によっては怒らないといけないかもしれません。
なぜなら、韓国語で悪口を言われているからです。
「サガジ 싸가지」は悪口の中では割とよく使われる言葉です。
韓国ドラマなんかではしょっちゅう(?)でてきます。
実はよく使われるのに辞書や教科書には載ってないんですよね。。
そんな「サガジ 싸가지」の意味を知らないと万が一、自分が言われても気づかないというのは避けたいですよね。
そのためにも覚えておきましょう!
この記事の内容
韓国語で「サガジ」とは?
「サガジ 싸가지」は韓国の全羅道(전라도 チョルラド)という地図でいうところの本土の南西に位置する地域の方言(사투리 サトゥリ)なので、もともと「싹수 サックス」という言葉でしたが、全国的に「非常識な奴」という意味で方言(사투리 サトゥリ)の「サガジ 싸가지」を使います。
使い方としては、「サガジ 싸가지」とだけ言う場合もあれば「サガジオップタ 싸가지없다」という形でもよく使います。
「オップタ 없다」は「~ない」という意味なので、もともとの意味の「싹수없다 サックスオップタ」を直訳すると「見込みがない」となりますが、「常識がない、礼儀がない」などの意味になります。常識がないから見込み(将来性)がないといったニュアンスです。
「サガジ 싸가지」は「サガジオップタ 싸가지없다」の「オップタ 없다」を略していますが、略さずにそのまま「サガジオップタ 싸가지없다」でもよく使われます。
例としては次のようなものです。
チャン サガジ オップタ
참 싸가지 없다
ほんとに非常識な奴だ
クサラム チンチャ サガジ オップタ
그사람 진짜 싸가지 없다
そいつ ほんとに非常識な奴だ
ヤ イ サガジガ
야!이 싸가지가
おい!この非常識野郎が
サガジオンヌン ノン
싸가지없는 놈
非常識な奴
※「ノン 놈」は「奴」という意味で悪口(욕 ヨッ)とよく一緒に使います。
「나쁜 놈 ナップンノン」といえば「悪い奴」となります。
「サガジ 싸가지」はこの「ノン 놈」すら省略してるんですね。
結構前の話ですが、地下鉄の車内でタバコを吸う人がいてニュースにもなりました↓
これは、ほんとサガジですね。。
日本でも色んな人がいて常識的な人もいれば非常識な人もいると思いますが、電車内でタバコを吸うという暴挙を日本では聞いたことがなかったので、なんか韓国の異文化を垣間見た気がします。
もちろん、これが韓国の文化だということでは全くないです。日本よりも良いところも一杯ありますから。
日本とは違う異文化を垣間見たというのは、日本は外国からすると町が綺麗でマナーが良いというイメージは世界トップクラスですよね?
韓国も先進国になりマナーは他の国に比べてかなり良い方だとは思いますが、そのマナーのレベルが日本の方がやはり高い気がするのでその違いが表れたのではと。
この前ラッシュの時間帯に電車に乗ってたのですが、泥酔して朝帰りっぽい男の大学生くらいの人が、7人掛けの座席をベッドのようにして横たわっていたんです。
周りに人は皆冷たい視線を送るだけで誰も起こそうともしなかったのですが自分も含めて、これはサガジですよね。
あ、もちろん日本での話ですよ。
結局、車掌さんが来て起こしてくれたんですが。
こういうエピソードはあるっちゃあるんですが、さすがに車内でタバコを吸うのは聞いたことがない。
その一線を越えるか超えないかの違いが出た出来事のような気がします。
韓国にはケンチャナ精神と言われるものがあります。
「ケンチャナ 괜찮아」って「大丈夫」という意味ですが、世間が結構寛容なんですよね。
これは日本より優れてる点の1つだと思います。
韓国でも芸能人が不祥事したらネットでたたかれるようなことは日常茶飯事ですが、それでも日本よりは酷くないかなという気がします。
そこにはケンチャナ精神があるからかなと勝手に分析しているわけですが。
もしかするとこの車内でタバコを吸うという暴挙に出たのも、そんな世間のケンチャナな精神が甘さをうんだ行動だったのかもしれませんね。
と、だいぶ話がそれてしまったので、もとに戻すと
非常識な人を悪くいうときには「サガジ 싸가지」「サガジオップタ 싸가지없다」という表現をします。
悪口は基本使わないでくださいね!
韓国ドラマなんかでよく出てくる単語の割には辞書や教科書に載っていないので、しっかり覚えておいてもし言われたり聞いたりしたら適切に対処しましょう!
適切って難しそうですが。。
まとめ
韓国語で「サガジ 싸가지」「サガジオップタ 싸가지없다」は「非常識な奴」という意味