韓国語を勉強するのに独学と教室へ通うのとどっちがいいの?
メリットや効果の違いを知りたい。
こんにちは、じゅにょんです。
韓国語学習を独学で進めるべきか、教室に通って習うべきか、悩みますよね。
そこで今回は、2つの違いをメリットや効果を比べながら私の体験も踏まえて回答していきます。
韓国語は独学と教室どっちがいいの?
結論、「独学+教室通学」両方のハイブリット型が正解!
え、ハイブリット型?両方ってこと?
そうです。両方必要です。
韓国語を独学でペラペラになれるの?独学成功モデルと失敗モデルと実体験から導いた結論でも説明した内容ですが、「完全独学」で韓国語をマスターすることは現実的ではありません。それは、話せるようになるには会話の練習相手がかならず必要で、独学だけで会話相手を作るのは難しいからです。
一方、教室に通えばそれだけで韓国語マスターできるかといえば、その答えも「NO」です。
教室に通う場合、一見すると「講師がサポートしてくれるから任せていれば安心」と考えるかもしれませんが、教室外での自己学習なしに韓国語マスターはできません。これは私が以前に教室に1年も通ったのに教室外では全く勉強しなかったためずっと初心者レベルのままだったことからも言えることです。
「独学と教室の両方が大事」とはいえ2つの学習内容は違うものです。
次に、効率よく学習するために2つのメリットや効果の違いをみていきます。
【独学vs教室】メリットと効果を比較
独学と教室のメリットと効果の違いを比較します。
まずは独学についてみていきます。
韓国語独学のメリットとデメリット
メリット
- 費用がおさえられる
- 好きな教材を選べる
- 自分のペースで学習できる
韓国語独学の一番のメリットは費用が安くおさえられることです。内容がしっかりした教材でも1冊2,000円程度で購入することが可能な上、無料のアプリや無料サイトなど教材として選ぶこともできます。
また、自分のペースで学習できるため、自分に合った方法でコツコツ学習していくことが可能です。
デメリット
- わからないことを質問できないし、間違いに気づけない
- 会話練習相手がいない
- 継続が難しい
独学のデメリットは、わからないことがあっても質問ができないのでそこで上達がとまってしまう恐れがあります。また、がんばって覚えた内容に間違いがあっても気づくことができません。
そして最大の問題点は、会話の練習相手がいないので会話力がのびないことです。また、一人で勉強するので勉強を中止する言い訳が作りやすく、他で忙しくなったりつい誘惑に負けてしまうなど継続が難しいのが問題です。
次に教室についてみていきます。
韓国語教室のメリットとデメリット
メリット
- 体系的なカリキュラムで寄り道せずに上達できる
- 質問・疑問を解消してくれる講師がいるので安心して学べる
- 学習リズムが作りやすいので継続しやすい
韓国語教室のメリットは体系的なカリキュラムが用意されている上、講師がサポートもしてくれるので無駄なく上達することができます。
また、レッスン時間が決まると生活の一部となり、学習リズムが作りやすく継続しやすい特徴があります。その結果、韓国語が効率よく上達することができます。
デメリット
- 費用がかかる
- 教室に通うことが目的になってしまう
- 教室外の自己学習をさぼってしまう
教室に通うデメリットは、まず費用がかかることです。安くても月々5,000円程度はかかるため独学に比べ割高です。
また、教室に通うだけでまるで目的が達成できたように錯覚する場合があり、教室外での自己学習をさぼってしまい、結局あまり上達しないという結果になる可能性もあります。
独学と教室の学習効果の違い
独学と教室を「学習効果」の点で比べると、圧倒的に教室に通う方が効果があるといえます。
まず独学の場合、勉強方法はさまざまあり、自分にあった方法を手探りで探すことになります。人がおすすめするテキストをいくつか購入してみたり、いろんなアプリを試したり、自分にぴったりの学習スタイルを確立するまで時間がかかります。
一方で教室の場合は、初めからレベルにあわせて学習カリキュラムが用意されているのに加えて、講師の手厚いサポートで無駄なく上達することができます。講師が会話の練習も同時にしてくれるので、インプット中心の学習に偏ることなくバランスよく学習することができます。
そのため、教室の方がより高い学習効果が期待できます。
独学に向いている人、教室に向いてる人
独学、教室、それぞれのメリットとデメリットについて整理したことで見えてきた「独学に向いてる人」、「教室に向いてる人」は次のような方です。
独学に向いている人
独学に向いている人
- コスパ重視の人
- コツコツ学習できる人
- 韓国語を話せる環境がある人
1つずつ見ていきます。
コスパ重視の人
学習にかかる費用を抑えたいなら独学がおすすめです。韓国語教室の場合、コスパ最強といわれるワンコイン教室でも入会初月は1万円程度、月々5,000円程度はかかってきます。
一方でテキストは1冊2,000円程度なので、入門書1冊、文法書1冊で4,000円、さらにレベルにあわせてテキストを購入しても教室に通うことに比べると安くすますことができます。
コツコツ学習できる人
また、他で忙しくなっても言い訳せずにコツコツ学習できる人も独学に向いています。一人で学習を進めるので、仕事で忙しくなったときやほかに誘惑に負けてしまったり、つい勉強を後回しにしがちです。そうなると学習ペースがくずれ、自然とフェードアウトしてしまいます。
そうならないようにしっかり学習計画をたてて、コツコツ学習できる人は独学に向いているといえます。
韓国語を話せる環境がある人
独学の最大の欠点である「会話相手がいないこと」も、もし周りに韓国人の友人がいるなど話す環境があれば話は別です。独学で学んでそれを実践でアウトプットする場があれば独学でも韓国語を身に着けることは可能です。
教室に向いている人
教室に向いている人
- 効率よく最短で上達したい人
- 自己投資だからお金がかかるのは当然と考えている人
- レッスンを受ける時間がある人
1つずつ見ていきます。
効率よく最短で上達したい人
教室では体系的なカリキュラムが用意されているため、効率よく上達することができます。また、学習者のつまずきやすいところなども熟知している講師がサポートしてくれるので、独学のように1人でもんもんと悩む無駄な時間を過ごす必要もなく最短でぐんぐん上達していくことができます。
自己投資だからお金がかかるのは当然と考えている人
教室は独学よりは費用がかかりますが、その分メリットも多くあります。それに価値を感じ、多少お金がかかっても自己投資だと思える人は教室通うことが向いています。
メリットを考慮せずただ目の前の金額だけを考えるなら、金額を抑えられる独学の方が向いているといえます。
レッスンを受ける時間がある人
レッスンを受けるには、講師やスクールの都合にある程度あわせる必要があるので、早朝や深夜しかレッスンを受けられない人や毎週決まって時間がとれない人は教室通うことはおすすめできません。また、通学の場合は通学時間もかかるので忙しい人にも重荷になります。
しっかり「毎週この日はレッスンを受ける時間」だと決めて続けられる人が教室にむいています。
まとめ
独学と教室のメリットとデメリットと学習効果を比較し、それぞれの学習スタイルに向いた人を解説しました。
「学習効果」という意味では教室に通う方がより効果が高いといえます。
しかし、ここで冒頭で話した「結論」に戻るのですが、実は「独学か教室」とわけて考えるより、「独学+教室通学」両方のハイブリット型の学習が理想の学習スタイルだといえます。
それは、独学も教室もそれぞれメリットもあればデメリットもあるからです。
下記は英語ですが、同じ外国語を学習するという視点で見ると非常に参考になる動画なのですが、出演されているベテラン講師の方がこんなことを言っています。
「ただただ先生の授業を受けているだけでは英語は身につかない」
「実際のところ、自己学習が8割を占めていると思っている」
つまり、「教室+自己学習(独学)」の両方が必要で、そうしている人が上達している人の共通点だということです。
コリアブックでは、独学者向けの勉強ロードマップもおすすめの韓国語教室と教室の選び方もご紹介しています。ぜひあわせてご参考ください。
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