韓国語で「あなた」は何というでしょうか?
韓国語で相手の呼び方を学習します。
この記事の内容
韓国語で「あなた」とは?
韓国語で「あなた」は「당신(タンシン)」
韓国語に直訳すると「당신(タンシン)」といいますが、実は日常会話ではあまり使われません。
よく考えると日本語でもそうじゃないでしょうか?
韓国でも一緒で日常生活では「あなた」ってそんなに使いません。
普通、韓国語で人を呼ぶとき、名前で呼びます。
とはいえ、名前を知らない人を呼ぶときもありますよね。
韓国語でも日本語と同じように「あなた」(2人称)を意味する言葉は他にも色々とあります。
その他の呼び方
「ノ(너)」「ネ(네)」「クデ(그대)」「チャネ(자네)」「クィハ(귀하)」「チャギ(자기)」「ヨボ(여보)」などがあります。
韓国語で「あなた」の使い分け
「너」について
너
「ノ(너)」は「おまえ」とか「君」とか「奴」です。
これはタメ口
「おい、おまえ」というと「어이 너」となりますし、怒って「悪いやつ!」というとき「ナップンノ!(나쁜 너)」という感じで使います。
네
「ノ(너)」に「~が」という助詞「가」がつくと、「ネガ(네가)」はとなります。
「네가」で「おまえが」という意味ですが、一方で「私が」は「내가(ネガ)」と書きます。
この「네가」と「내가」の発音がほぼ同じため、韓国語で「ネガ」といったときに「私が」の意味なのか「おまえが」の意味なのかわかりにくいことがあります。
それで一般的には「네가」の方を「ニガ」と読び、「내가」の方を「ネガ」と読んで区別しています。
「네가」の方を「ニガ」というのは、文法的には間違っているけど、広く使われています。
また「ニガ」と読むので「니가」と書いて使う場合もあります。
さらにややこしいのが、「ノ(너)」に助詞の「の」がくっつくと「ノエ(너의)」(お前の)ですが、これを短縮して「네」とも使います。
この「네」の発音は「ネ」です。
「君の本」は「네 책」といった感じです。
「그대」について
그대
「クデ(그대)」は「君」とか「あなた」です。
基本的には文章で使います。韓国の歌でよく歌詞なんかでつかわれています。
「자네」について
자네
「チャネ(자네)」は「おまえ」とか「君」です。
これは、目上の人が目下の人に使います。
「귀하」について
귀하
「クィハ(귀하)」は日本語の「貴下」です。
日本語と一緒で手紙など文章でしか使いません。
「자기」について
자기
「チャギ(자기)」は「ダーリン」とか「ハニー」です。
恋人同士とか夫婦でかなり親しみを込めて呼ぶときに使います。基本、女性から男性に甘えるようなシーンで「チャギ(자기)」「チャギヤー(자기야)」といった感じで呼びます。
「자기」自体は「自己」という意味で、自分を指す言葉です。
「여보」について
여보
「ヨボ(여보)」は「あなた」です。
夫婦間で呼び合うときに使います。
「あなた」を使った韓国語の例文
「당신」を使った例文
<例文1> あなたは誰ですか?
タンシヌン ヌグエヨ
당신은 누구예요?
<例文2> あなたのものは私のものだ。
タンシネ ゴスン ネ ゴシダ
당신의 것은 내 것이다.
<例文3> まずあなたから行ってください。
モンジョ タンシンプット カセヨ
먼저 당신부터 가세요.
「너」を使った例文
<例文1> 君がして。
ニガ ヘ
네가 해.
「그대」を使った例文
<例文1> 愛するあなた。
サランハヌン クデ
사랑하는 그대.
「자네」を使った例文
<例文1> 君には期待する。
チャネエゲヌン キデハンダ
자네에게는 기대한다.
「자기」を使った例文
<例文1> ダーリン、いつ来る?
チャギヤ オンジェ ワ
자기야 언자 와?
「여보」を使った例文
<例文1> あなた、今どこ?
ヨボ チグム オディヤ
여보 지금 어디야?
まとめ
・韓国語で「あなた」は「당신(タンシン)」という。
・韓国語では基本、名前で呼び合うことの方が多い。
・「あなた」を意味する言葉は色々あるがシーンによって使い分けが必要。
それでは~