
韓国語の勉強を始めたいけど、本が多すぎてどれを選べばいいかわからない><

買ったはいいけど、私には簡単すぎて物足りない・・・
などなど、
韓国語の勉強をこれから始める方が、本を選ぶときどれがいいか悩んでしまうことが多いと思います。
今回は、そんな韓国語初心者の方に、是非読んでほしい本をTOPIK6級合格者がおすすめします。
この記事でわかること
・韓国語勉強をこれから始める方は、どんな本を選べばいいか?
・TOPIK6級合格者がおすすめする韓国語勉強本3選(初心者向け)の紹介。
目次
韓国語勉強をこれから始める方は、どんな本を選べばいいか?
これから韓国語の勉強を始める方がまず最初に絶対にしないといけないことは、韓国語の文字の勉強、それから単語や文法を覚えることです。
まず、文字の読み書きができないと始まりませんよね。そして、文字が読めるようになったあとは、簡単な単語の意味や文法を覚え、韓国語の文章が理解できるようになることです。
ある程度韓国語の文章が理解できるようになると、韓国語で挨拶が言えたり、韓国語で買い物ができたり、日常会話の幅を広げていきます。
日常会話の幅を広げる段階までくると、本だけでの勉強では不足してきます。
ですが、初心者にとっては何よりまず、基礎をおさえること。
基礎をおさえるには、本を使って勉強することが1番効率的です。
つまり、初心者が選ぶ本としては、「基礎(韓国語の文字、単語、文法)について網羅的に書かれたもの」というのが1番の条件になります。
次に、ある程度基礎がわかってくると、単語力の伸ばすことも重要になってきます。
それから、初心者のうちにしっかり身に着けたいのが、発音。
韓国語は日本語とは発声の仕方、そもそもの仕組みが違うので発音をいかにネイティブに近づけるかが上達の鍵となります。
ある程度、韓国語が上級の方でも発音に苦しんでいる人はたくさんいます。
韓国語の勉強を始めたばかりの初心者のうちに正しい発音を身に着けることはとても大切です。
以上のことから次の3点で本を厳選しました。
①基礎(韓国語の文字、単語、文法)が網羅されている本
②単語力が身に着く本
③正しい発音が身につく本
TOPIK6級合格者がおすすめする韓国語勉強本3選(初心者向け)
①基礎(韓国語の文字、単語、文法)が網羅されている本
「新・韓国語レッスン初級 / 金東漢、張銀英」
2003年初出版された本ですが2018年に新しいバージョンで発売されています。
初出版からかなりロングセラー本です。
たしかに韓国語自体、時代によって変わるものではないので、新しい、古い、は関係ありませんよね。
この本は、
- 今から韓国語の勉強を始める方
- 基礎を固めたい方
におすすめです。
全170ページとボリュームはそれほど多くないですが、入門から基礎レベルの内容がとても分かりやすく書かれています。
まず、ハングルの文字の読み方、発音の仕方が詳しく書かれてていますので、初めてハングルを見る方でも読めて、正しい発音ができるようになります。
ハングルは日本語にはない発音のルールがたくさんあるので、ある程度話せるようになった人でもどの発音だったか迷うこともありますが、丁寧に解説してくれているので、繰り返し見ることで正しい知識が身につきます。
それから、「です・ます」などの語尾の文法、助詞などの語中の文法など基礎の文法を網羅しています。
会話例を交えながら、文法や単語を覚えていくので、読み終わったらハングルが読めるどころか、簡単な会話も十分できるようになります。
②単語力が身に着く本
「イモヅル式韓単語―漢字の熟語で覚える最短時間の韓国語単語 / 村松 賢」
この本は、韓国語の単語の「漢字語」に注目した本です。
漢字語とは、ハングルを漢字に置き換えることができる言葉です。
例えば、「学校」は「학교(ハッキョ)」と言いますが、「学」が「학」で「校」が「교」です。
現在の韓国ではほとんど漢字を使わず、ハングルのみですが、ハングルでは、このように漢字に置き換えることができる「漢字語」と韓国オリジナルの言葉の2種類があります。
先ほど「学」と「학」が同じと言いましたが、「入学」という言葉はハングルでどう書くでしょうか?
「入学」は「입학」と書きます。
そうです、「入」は「입」、「学」は「학」です。
「入学」→「学校」
このように同じ漢字を使ったしりとりのような形式だと単語も覚えやすくなります。
タイトルの「イモヅル式」とは、漢字語のしりとりの意味だったんですね。
ただ単語を並べているだけの本ではないので、読むのに飽きないのが特徴です。
一気に基礎単語力を伸ばしたいという方にはおすすめの本です。
③正しい発音が身につく本
「韓国語発音クリニック《CD付》 / 前田 真彦」
韓国語能力試験6級合格、通訳ガイド試験合格であり、「前田式」ミレ韓国語学院の学院長でもある前田 真彦氏の本です。
10年間中級をさまよった自身の経験を生かした前田式の授業には、飛行機や新幹線に乗って学習者が訪れる。
学院は東京と大阪にあるのですが、わざわざ、遠方からも来られるとはすごいですね!
さらに、ミレ韓国語学院設立前には、21年間韓国系民族学校建国中高等学校で教鞭とられていたそうで、韓国語に携わってから30年以上も経つ大ベテランの先生の本です。
日本語の得意な韓国人が作った本ではなく、純粋な日本人にもかかわらず、努力して韓国人と変わらぬ韓国語の実力を手に入れたまさに本物です。
レベルは中級者向けに、よりネイティブに近づくための発音のエッセンスが詰まっています。
中級者向けの設定ですが、もちろん初級の方、入門の方にもおすすめです。
発音は初めが肝心といいますしね。
よくテレビなんかで外国人タレントが片言の日本語で話してたりしますが、それを見てどう思いますか?
韓国人に対して、韓国語を発音すると、これが逆の立場になります。
とっても恥ずかしいんですね。
発音が下手で恥ずかしくても話が通じればいいという方には必要ありませんが、韓国語が話せるだけじゃなく、発音もネイティブの人のようになって、韓国ライフをもっと楽しみたいという方にはピッタリの本です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
紹介した本の数が少ないので、自分に合いそうだと思った方は限られるかもしれません。
けど、それはむやみに紹介するのではなく、TOPIK6級合格者として経験上間違いないと思った本のみに厳選しておすすめしたためです。
その分、本の数は少なくなっています。
また、こういった勉強本は、小説や一般の本と違って、じっくり何度も読み返すことが必要です。
なぜなら、本を読んで楽しむことが目的ではなく、韓国語をみにつけることが目的だからです。
読んで楽しいと感じることも飽きずに続けられるという意味では大事ですけど、一番大事なのは、思ったように韓国語の力が伸びることです。
韓国語の習得は1日、2日でできるものではないので、1冊ずつじっくり勉強するのもいいのではないでしょうか。
書店でもネット上でも韓国語に関連する本はたくさんあります。
その中で自分に合う本を探すのは難しいですよね。
内容が濃い本、飽きずに楽しみながら勉強できる本、そんな良本を今回はご紹介しました。
これで、あなたの韓国語の実力が今より伸びて、より楽しい韓国語ライフが送ることができればうれしいです。
また韓国語勉強に役立つ本や、他の情報を引き続き紹介していきます。
それでは!